「アンナとアントワーヌ」 |
クロード・ルルーシュ監督の「アンナとアントワーヌ」。
「男と女」で有名な監督の、最終章と言われた恋愛モノ。
が、、、ひどかった。
「男と女」では、アンヌ(アヌーク・エーメ)が悩むんですよ、過去(事故死した夫)を忘れられず、でも惹かれていく男性との間で揺れるし、悩む。今みたいにネットがないから、電報打つのよ。
でも、今回はたった2日の旅で、結局ヤッて終わりじゃん。
相手への愛も思いやりも、相手のパートナーに対する相手の愛への思いやりもあったもんじゃあない。単なる目新しさから惹かれるのと(大使夫人)、ホンモノの出会い&愛かどうか、2日で分かる訳?軽くて安っぽい。真剣さ・誠実さ・慎ましさがない。
女優も美人じゃないしね。アヌーク・エーメには敵わないっしょ。
期待した分、超ガッカリ…。
酷評ついでにもう1つ。
「男と女」の仏語タイトルは、「Un Homme et une femme」で、今回の「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」は、原題「UN+UNE」。フランス語の冠詞のみで「男と女」を表している訳だよ。で、作品中にも同じタイトルの小説だか何だかの本が登場するのね。
邦題じゃ、このエスプリが分からないじゃないかっ!!
最近の邦題のつけ方、酷いよね。
「男と女」は、10/15~リバイバル上映されるらしいです。
DVD持っているけど、スクリーンで観たい…。
アヌーク・エーメの美しさを観ているだけで、うっとりするもの。